Last-modified: 2008-02-20 (水) 23:51

セッティング



HEIGHT (車高)

車高をセッティングします。
車高を低くすると重心位置が下がり、操作性や安定性が向上し、ロードレースでは一般的です。
ラリーなどのダートでは車高を高く設定するのが一般的です。

SPRING RATE (スプリングレート)

サスペンションのバネの硬さをセッティングします。
硬くすることで操作性が向上します。
ラリーなどのダートではアップダウンや車体がジャンプするため、軟らかい設定にします。

DAMPER (ダンパー減衰力)

サスペンションの動きを抑制するダンパーをセッティングします。
硬くすると動きにくくなるため安定性は失われますが操作性は向上します。
安定性を選ぶか、操作性を選ぶか、これだけは人の好みで良し悪しも千差万別です。

リアル

リアルではメーカーやチームによっても、それぞれ独自のセッティングを施しているため、
チームがデータをグラフ化して取っているだけで「レースで一般的な設定」がどうかは、一概には言えません。
これはドライバー、マシン、タイヤメーカーなどによっても特性が異なるためです。
ラリーなどのダートでは硬くしません。

TOE ANGLE (トー角)

タイヤの角度をセッティングします。
真上から見てタイヤの中心軸が進行方向に対してトーイン・トーアウトというセッティングします。
ハンドル特性を変化させる設定で、ステアリング舵角に対してのタイヤの切り角に関係します。
目的はハンドル操作を軽くし、前輪の無駄な動きである慣性力を打ち消そうとするものです。
トーイン(進行方向にハの字)で、直進性が向上し安定性が高まり、ハンドル操作も軽くなります。
トーアウト(進行方向に逆ハの字)で、操作性が低下しコーナーでは踏ん張りを効かせます。

リアル

フロントをトーアウトにすると、ステアリングの極初期の応答性が良くなります。
リヤタイヤの場合は常識的にはトーインをつけます。
これはステアリングを切ることで先にフロントタイヤが路面と摩擦を起こしコーナーリングフォースが発生してクルマが曲がり始めますが
リアタイヤは操舵機能を持っていないため、車体が曲がり始めてから路面との摩擦が発生してグリップが発生するので
フロントとリヤとの間に位相遅れが発生し、リヤが滑りやすくなり、この瞬間オーバーステアになってスピンやコースアウトなどを起こします。
リヤタイヤにトーインをつけておけば、直進状態でもリヤタイヤは路面との摩擦を起こしているので、
ステアリングを切ってもリヤタイヤはコーナーリングフォースをすでに発生しているので位相遅れによるオーバーステアを防げます。
不正なセッティングだと必ずタイヤの異常磨耗(トーによる磨耗)が大きくなります。
具体的に言うならフロントのトーアウト30分以下(角度)、
リアのトーイン1度以下(角度)の範囲が概ねの目安。
(リアルでは車、パーツ、メーカーが異なると何もかも変わってきます)

CAMBER ANGLE (キャンバー角)

車を正面から見たときのタイヤの角度をセッティングします。
通常、カーブで車体が傾くことを見越してネガティブキャンバーに、フロントはリアより大きく設定します。
ダートではあまりいじらない。
キャンバー角をつける理由はサスペンションの動きによるタイヤの接地面の変化を少なくさせるもので、
ネガティブキャンバーの場合、タイヤが内側に曲がろうとするので、それを打ち消す為にトーアウトに設定される事が多いです。
ネガティブキャンバーとは、タイヤの下方がボディの外側に傾斜している車輪位置のセッティング。
ポジティブキャンバーとは、タイヤの下方がボディの内側に傾斜している車輪位置のセッティング。

GEAR RATIO (ファイナルギアレシオ)

エンジン回転数と速度の最終減速比をセッティングします。
LOWにすると加速が良くなり、最高速度は低下します。
走るコースが低速・中速・高速なのか、トップスピードまで出せれるストレートの割合やストレートエンド=オーバーテイクポイントで最高速度が出るようセッティングします。
そこにセッティングミスがあると簡単に追いつかれ、オーバーテイクされてしまいます。

L . S . D (リミテッド・スリップ・デフ)

Limited_Slip_Differential (差動制限デフ装置)。
旋回時にイン側車輪とアウト側車輪の軌跡の長さに差(内輪差)が生じますが
これを吸収するため「Defferential Gear(デフ)」と呼ばれる差動ギアを装備しているデフの働きにより
内側よりも軌跡の長いアウト側駆動輪に駆動力を多く配分することでスムーズな旋回をさせています。
しかし片方の駆動輪が浮いて路面から離れるとデフの働きで接地している方の駆動輪よりも
浮いている方の駆動輪に駆動力が配分されてしまい、浮いた駆動輪が空転するばかりで
接地輪が回転しないので前に進まず無駄な現象が発生し、コーナリング速度が低下したり
タイムロスなどの悪影響が生じてしまう現象を改善するためデフの動作を制限して駆動輪の空転を抑止するのがL.S.Dです。
FREE側に設定すると回頭性が向上し、駆動力は低下します。
LOCK側に設定すると駆動力が向上し、回頭性は低下します。
ダートではLOCK側になります。

 
 

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